2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧
下音 益無き命は存ずと云へども、京都の経回難治の間、身を在々所々に隠し、辺土遠国を栖として、土民百姓などに服仕せらる。 上音 然るに、交契忽ちに純熟して、平家の一族追討のために上洛せしむる手合せに、まず木曽義仲を誅戮の後、平家を攻め傾けんがた…
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平家琵琶では、腰越状の部分は「読物」という特殊な節まわしで語ります。「読物」は「伝授物」の一つで、「平物(ひらもの)」161句の口伝を終えていないと教習が許されません。また音の構造理論も複雑ですので、技術面では大小秘事より難易度が高いといえま…
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